7年間という月日

「友人の半分は7年間で入れ替わる」600人の交友関係調査で明らかに。


2009年06月04日18時46分 / 提供:ナリナリドットコム


ひとえに“友人関係”と言っても、学校や職場で日常生活をともにする間柄や、異なる環境になっても連絡を取り合う仲間など、その距離感はさまざま。中にはちょっとした行き違いや、会う機会が減ることによって、疎遠になっていく場合もあるだろう。長い人生、そうしたことを繰り返しながら、さまざまな人間関係が築かれていくものだ。そんな“友人関係”についてオランダのある研究者は、くっついたり、離れたりする動きや変化に着目。対象者600人の交友関係について調べたところ、7年間で半数の友人が入れ替わっていることが明らかになった。


この研究を行ったのは、オランダ人社会学者のジェラルド・モレンホースト氏。同氏は、人が知り合うときにどのようにして社会的関係を築いていくのか、どうやって“友人関係”が築かれ、そのつながりが広がっていくのかを検証した。


対象は18〜65歳の男女1007人で、「重要な個人的な問題について、誰と話しますか」「どこでその人と知り合いましたか」など、人間関係に関する複数の質問を実施。7年後に同じ対象者に再びアンケートを行い、604人から回答を得られた。


その結果、“友人関係”の広がりは、膨らんだり縮んだりしながらほぼ一定の広がりで保たれるものの、7年間でそれぞれの友人の半数が入れ替わっていることが分かった。また友人、知人に会う頻度が自分の人間関係に強く影響し、“友人関係”の構築は自身の意思だけではなく、すでにいる友人によって関係が広がっていくことも明らかになったという。


米スポーツサイト「MMAWEEKLY.com」では、この研究結果の賛否を問うページが開設され、「賛成」票を投じた人の中からは「確かにそんな気がする。年々友達は減っていくが、増えはしない」「いろいろ要因はあると思うが、友人が引っ越すか家庭を持ち始めるかで疎遠になる場合が多い」などのコメントが寄せられている。


刻々と変化する環境の中で、長く関係が続いている友人がいるとすれば、それは幸運なことなのかもしれない。


(引用)

ちなみに、人間の体の細胞組織も、7年間で全部入れ替わるらしい。
とすると、僕らは7年間に一回、自分の体も人間関係も、
抜本的なファームウェアアップデートを行ってることになる。


でも、基本的にデバイスは、「自分」のまま。


アイデンティティは、自分が子供だったころの「昔」の自分と、
「今」の自分を結び繋げるストーリーを作り上げることによって、
保管できると誰かが言ってた。
まあ、「自分」や自分の周りの環境なんて、それだけ危ういモノなんだろう。。


今日、「余命一ヶ月の花嫁」のドキュメンタリーを見ながら、不覚にも、泣いてしまった。。こんなピュアな感情なんて僕の中にまだあったんだと正直ビックリした。まあ、演技じゃないリアリティが、心に訴えたのだろう。


いやはや、10代の頃は、テレビのニュースで放送される事件の犯罪者や被害者は、大概、年上だった。その悲惨な事件で、死んだり、殺されたりする当事者は、確かに不運だったけど、25~6歳まで生きられたら充分じゃない?とまで思ってたのがあって、そこまで入り込めずに達観視していた。それが、あれよあれよといううちに、年下になっちまった。それを実感しながら、横目で潤んだ彼女の涙に影響されたのだった。



生は更新され、死はストーリーを育む。