共有と私有

外部ブログを使うようになってから、
mixi滞在時間が極端に減ったのと、
アクセス数が30%くらい増えた。。

mixiの、良いところ、悪いところってのは、
いろいろあるとは思うが、
良い意味でも悪い意味でも閉鎖的ってのがあると思った。

まだやってないが、アフィリエイトも可能って意味では、
外部ブログが一応は建設的だな。。
mixiにレビューとか書いて、
紹介料全部mixiに取られるのもなんとなく癪だし。


ということで、mixi著作権問題について、
なんとなく気になったので、著作権についての著作はいろいろと持ってるし、
とくにネット上の著作権については壮絶に眉唾なところが多過ぎて、
迷子になりそうになることがあるので、ちょっとこの本で復習した。

表現の自由vs知的財産権―著作権が自由を殺す?

表現の自由vs知的財産権―著作権が自由を殺す?

やはり、コンピュータに記録出来ることによって、
様々な利点と問題点があることを認識した。

利点としては、レッシグ教授の好きな言葉、"Rip, Mix, Burn"に代表される、
「創造性の共有」としてのクリエイティブコモンズ(ライセンス)
の可能性が開けるということ。

もともと、大衆音楽なんかはその代表例で、
フォークミュージックや黒人ブルースからDJ、Dubミュージックに至るまで、
ある意味で、先人の残した遺産を受け継ぐことによって、
発展してきた歴史がある。
それを今さら、規制するなんて、創造性の破壊に違いない、
というのがレッシグ教授を始めとする、
クリエイティブコモンズを主張する人たちの論点。

同時に、問題点として浮上するのは、
その共有された音楽やら、著作やら、映像など(MADはもはや一文化になってる)
著作権はいったい誰に帰属し、誰が、著作権料を受け取るのか?
というのが、いわゆる問題点だ。


今の構造はこれから何十年かは、変わらないと思う。
商品に対価を払って購入する人はこれからもいるだろうし、
P2Pなどで、DL(落と)して楽しむ人は人で楽しむだろうし。

ただ、P2Pで落とせるファイルは、いわゆるみんなが持っている
ファイルでなくてはないので、コアな音楽ファンや、マニアなどは、
種類的にも、音質的にも妥協しなければいけない。
たぶん、この点は、まだ議論されていない気がする。
稀に、海賊版ライブ音源などが手に入る可能性はあるが。。

P2Pのことだけでも、書けることが多過ぎて困るのだが、
YouTubeなどの共有映像のことも、同じようなことが言えるだろう。


文章については、mixi規約問題で浮上したが、
個人的には、ほんとどうでもいい問題だ。


だいたい、たかがmixiの日記のレベルで、
本になったところで、誰が買うんだろう。。

小説や、論説文など、
出版社の目に止まらないからこそ、
mixi日記でしか発言の場所がないっていうのに、
それに著作権など主張するっていうのは、
基本的に、DQNな発想だが、
mixi側もmixi側で、
なんであんなに刺激的な書き方で
規約変更をする必要があったんだろう。。


電車男」では、「みんなが作り上げる」
って、いう点が強調されて、面白かったと思うが、
日記などの馴れ合いに近い交流において、
果たして、それって商品価値があるものになるんだろうかと思う。


新しい商品価値を産むとすれば、
コミュニティの書き込みだが、
あれだけの数のコミュの書き込み読んでるだけで、
時間が無限にかかるけど、
良いものを抜粋して編集して
何かしらの形に(Rip Mix Burn)してもらえて、
かつ面白いなら(重要)、
喜んで僕は対価を支払って買うだろう。