昨今、音楽とシチュエーション
昨今病院で、モンスター患者が問題となっていることを今日のニュースで見た。
モンスター患者とは、
入院中、診察中に医師や看護師に暴言、暴力行為を行う患者のことらしい。
以前救急車で、京都のH川病院に運ばれたときのことを思い出す。
その看護師は、だいぶん突慳貪な言い方で、それもため口で、
「じぶーんの名前はなんなん?」
って、開口一番で聞かれて、
その後、終始DQNな感じでナメられて(しかも耳元で大きな声で)
話かけられた記憶がある。
僕は、そのとき、けっこうしんどかったので、
尚更、とてつもなく不快になった。
患者がモンスター化する原因は、
看護師や医師側にも責任がないとは言いきれないと思う。
僕はけっこう根にもつタイプらしい。
そのニュースの描きかたは、あたかもすべての患者が理不尽なことばかり言って、
おいおい!って感じの映像を流していたが、
ニュース映像ってのは、やはり一方向からしか物事を描かないので、
なぜそのような事件が起こるかっていう問題視に関しては、
あまり問われないと思った。
その映像はどうか分からないが、
「やらせ」の可能性もあるわけで。
真実は、最低2つあると思う。
話は変わって、
最近買った(もらった)CDを3枚ほど紹介しようと思う。
- アーティスト: Herbert
- 出版社/メーカー: K7
- 発売日: 2006/02/01
- メディア: CD
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ハーバートのアルバムは、何枚かデータとして持っていたが、
なんとなく思い立って改めてCDとして買った。
これがイイ!
オシャレな感じ。
たぶん、イカした美容室では流れているんだろうなって感じの音楽だ。
イカしてない美容室では、未だにダサダサのR&Bとかかかってるんだろうけど。
ハーバートの音楽(特にこのアルバム)は、
一時期のMASSIVE ATTACKのような響きと、
エレクトロニカ〜ハウスそしてアーバンなジャズを、
いい感じで馴染ませた上に
アンニュイな女性ボーカルが跳ね回る感じだ。
いやはや、このセンスの良さは聴いてみるといいだろう。
深夜彼女とドライブしながら、カーステ(死語?)
から流れてきたら、きっと彼女は君にメロメロである。
「これ誰??」
と聞かれたら、
「ハーバート・・」
とだけ答えて、
多くは語らないことをお薦めする。
間違っても、多くを説明しないことがポイントである。
[rakuten:asahi-record:12529255:detail]
最近、Aoki教に入信したのではないだろうかってほど、
Aoki Takamasaを聴いている。
これは、外車で一人高速走るときに聴くべきだな。。
彼女と聴いても悪くないだろうが、
会話が途切れる可能性が大なほど、ミニマルだから気をつけろ。
ツジコノリコと一緒に作った26th Floorの続編がある。
その名も27th。
リミックスに近いサウンドかな。
切り刻まれた音の粒子が重なりあってる感じがとても気持ちいい。
僕だったら、運転中にトリップしてしまいそうなサウンドだ。
事故る。。。
三枚目は、
- アーティスト: マーク・イズ
- 出版社/メーカー: MUSIC CAMP, Inc.
- 発売日: 2008/03/02
- メディア: CD
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Mark Izuという日系アメリカ人の作曲家の作品をフリージャズ的なコンテクストで、
インプロヴィゼーションを交えながら、演奏したものを録音したもの。
このCDはasianimprovさんこと神田さんから頂いたものだ。
神田さんがライナーノーツを書いてらっしゃる。
厳密にはフリージャズというよりは、楽器の異種格闘技的な感じが僕にはした。
アジアの匂いがするかと思えば、ジャズの匂いのほうが強いが、
東儀さんの奏でる篳篥(ひちりき)の音などが、映画音楽的な意味で、
アジアっぽい音ではあるが、それは単にイメージに過ぎず、
例えば1980年代生まれの僕にとっては、
民族的な香りがするかと思えば、篳篥は宮廷音楽、
いやむしろ神社のBGMっていうイメージのほうが強い。
だから、神田さんもライナーに書いていらっしゃったが、
いわゆる「誰も聴いたことのない音楽」なんだろう。
久しぶりに、ザキールのタブラの音を聴いた感じである。
ザキールめ、今までどこにいたんだ??
このCDを聴くシチュエーションは、
砂漠で、水が尽きて、らくだと2人ぼっちになってしまったとき、
咽の乾きを30%程度は癒してくれるだろう。