ハウシュカのことを気紛れに使ってみる

やらなきゃいけないことが多過ぎてパニック中。。


気分転換に今聴いてるCDのレビューでもしてみようかな。



Room to Expand

Room to Expand


ハウシュカ、

ライブ見てこの音源を聴くと面白さが5割くらいアップする。
ちなみに、このCDは僕の所有ではない。彼女のだ。
サインまでもらっちゃって、とてもいい感じ。


ハウシュカは、プリペアドピアノを演奏する人だが、
「プリペアドピアノ」とは、そういう特殊な楽器ではなく、
普通のピアノに細工をして、普通のピアノの音ではなく、
あらかじめ準備された (プリペアされた)ピアノというわけだ。



具体的にどんな細工をするかというと、
ハウシュカは、ガムテープをピアノの弦に張り巡らしたり、
おさるの人形が持ってるシンバルみたいな
小さなシンバルをガムテープで弦に取り付けたり、
ドライバーを弦にかましたりしていた。


とにかく、ピアノの音って、
こんなにパーカッシブなんだってくらいに、
パーカション系の音がした。

他には、E-BOWっていう、
電気的に振動させて音を伸ばして発するギターのエフェクターやらも使っていた。


まあ、つまりは、プリペアドピアノというものは、
使う人の発想によって、
それぞれが違う楽器として使えるものなのだ。


JOHN CAGEの曲をプリペアドピアノで演奏する高橋悠治は、
金属を中心に使っていたようだ。


手品師がタネを明かした上で、
手品のDVDを販売するようなものと言ってはハウシュカに失礼だが、
似たような感じはする。


まあ、実演販売といった感じだろうか。



ハウシュカ本人も言っていたが、
時として、彼のプリペアドピアノからは電子音かと
思えるような音が出ることがある。


電子音は直接的には入っていないが、
発想的には、具体音から電子音を見いだすのがなんだか逆説的に思えて、
順接的でもあるようなそんな音楽。


メロディはポップで、かわいいトイトロニカ風でもあるが、
クラシックの源流がありつつも、といった感じだ。


このアルバムは、2007年にFATCATレーベルから出たやつで、
そのライブで演奏された楽曲が入ってる。


他のを持ってないので、他のと比べた意見は言えないが、
案外、こっち系のアーティストって、新しい音源が、
一番良いと感じることが多いので、新しいのから。。


それと、メモ的に書いておくと、
郁子さまのソロライブが金沢21世紀美術館(シアター21)で、
6月3日にあるらしい。


4月26日チケット販売開始みたいだから、
忘れないようにカレンダーに入れておこう。

気配と余韻(初回限定盤)

気配と余韻(初回限定盤)


このアルバムの凱旋ツアーみたいだ。
あ、マキシシングルかあ。。


谷川俊太郎とコラボ作品みたいなので注目度高し。