七光り

忌々しい、暑さが過ぎ、
少し涼しくなってくると、
妙に焦ります。


今日から!とか、明日から!とかは、
体育会系じゃあないから、出来ないにしても、
涼しくなれば、こっちのもの。


そういえば、今朝ニュースで森山直太朗の歌の歌詞が問題になっていたから、なんとなく興味本位で聴いてみた。



「生きてることが辛いなら」


http://www.naotaro.com/special/ikite_ly.asp(歌詞)




「生きてることが辛いなら いっそ小さく死ねばいい 
恋人と親は悲しむが 三日と経てば元通り」


と、これが問題とされてる部分の歌詞だが、
少なくとも、恋人と親にとっては、
三日と経てば元通り?なのかどうかは、疑わしい。
特に近親者にとっては、一生、元通りになるわけない。


残念ながら、僕にはどういう意味で、森山直太朗ないしは、
ゴーストがこの部分の歌詞を書いたかよく分からない。
他にも、何点か、分からない歌詞が続くが、
あたかも自分がすべての哀しみを受け入れ、
何もかも達観したかのようなイヤらしい歌詞だと思った。
それを歌い上げる、森山直太朗の、
不自然なヨーデル風のファルセットも個人的には気持ち悪い。



自殺については、厚生労働省の下図を見てもらえば明白だが、
年間約三万人いる自殺者のうち、7割近くが「高齢化要因」だ。
新聞やニュースでは、
いじめとかが原因で若くして死んでいった中学生とかが取り沙汰されるが、
実は、そういう人って全体の僅かなんだな。


なんか皮肉だけど、医療の進歩が産んだ高齢化社会
高齢化社会が産んでしまった自殺大国日本。
それこそ、「くたばる喜び」をとっておいた人たちが、
本当に喜んでいるかどうかなんて、
高齢者側からしたら、
若いてめえに分かるか?と言われそうである。

だからこそ、森山直太朗には、
ぜひ、「高齢化社会」を、今後テーマに歌ってもらいたいものだ。