全盲のピアニスト

■「こんなことになるとは…」帰国の辻井さん報道陣に戸惑い
(読売新聞 - 06月09日 20:17)

    • -

テキサス州で開かれたバン・クライバーン国際ピアノコンクールで優勝した全盲のピアニスト、辻井伸行さん(20)が9日、成田空港に帰国した。

 テキサス・ハットをかぶって到着ロビーに現れた辻井さんは、詰めかけた報道陣の気配にやや緊張気味。花束を渡されると、「こんなことになると思っていなかったもので……びっくりしています」と戸惑った表情を見せた。

 辻井さんは「良い結果を出せたのは、今までサポート(支援)してくれた人たちのおかげ。本当に感謝しています」と話してリュックサックからメダルを取り出し、うれしそうに報道陣に見せた。コンクールの印象について、「演奏に耳を傾けるオーディエンス(聴衆)の集中力の高さに感動した」と振り返った。

    • -


久しぶりにぞくぞくしたニュースだった。

なんでも、右手と左手を別々に録音してもらって、
それを聴いて覚えて繋げるんだそうだ。
これを考えてみると、ベートーベンって凄かったんだな、、と改めて思った。
作曲家で耳が聴こえないなんて。。

ともかく、健常者と同じフィールドで成功するなんてやるな!こいつ。


最近、脳の可塑性ってのに、興味がある。

昨日、ディスカバリーチャンネルでやってた、右脳を全部とりだした脳腫瘍の患者が、今は奇跡的な回復を見せて、普通に暮らしているというのがあった。

最近テレビや本で、茂木なんとかっっていう脳科学者がもっともらしいことを言ってるが、結局、脳ってのは、科学なんかでは人間の理解できない症例がざくざくあるんだから、そういう、あたかも全て分かってるみたいな発言すべきではないと思う。かつて、脳科学者に講演の後、質問したことがある。


「人間の脳って、つまるところ、何パーセントくらい解明できてるんですか?」


「..1パーセントも分かってません...」


今までの1時間に渡る講演はいったいなんだったんだ?と思わざるを得ない回答だったが、正直に答えてくれたその先生に敬意を評したいと思う。



まあ、人間の可能性は、無限だ。(と、思いたい)


このサイト面白そうだ↓
http://www.braincentury.org/


ここで辻井伸行さんの演奏が聴ける
http://www.nobupiano1988.com/piano/index.html