夢は見るもんじゃない。叶えるもんだ。と誰かが言ってた。

先日、とある人のmixi日記で、
話題に挙がった焼酎の二階堂のCM。

「夢を持て」とはげまされ、
「夢を見るな」と笑われる。
ふくらんで、やぶれて、
近づいて、遠ざかって…。
今日も夢の中で
目を覚ます。

http://d.hatena.ne.jp/okapia/20081125/p1#


うむ、確かに。。
少年時代は、「夢を持て」と教えられてきたけど、
大人になったら、「夢みたいなことばかり言ってるな!」と指摘される。


かなり良くある話だが、なんだか、
これを書いていて漱石の『草枕』の冒頭を思い出した。

「智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。
とかくに人の世は住みにくい」


つまり、一体どうすりゃいいんだ?
ということ。


クリスマスのサンタさん信仰も似た響きがある。


たぶん、プレゼントをあげる親御さんは、
子供の寝顔を見ながら、枕元にプレゼントを置き、
「○○ちゃんが良い子にしてたから、サンタさんが来ましたよーー」
的に、夢があるストーリーを創り上げて、
世間で言う、夢がある親を演じている。
アーヴィビン・ゴフマンの言うところの社会的役割をRoll Playしている。


だがしかし、サンタさんは、
残念ながら、後々、
夢だったことを気づかせられることになるわけだ。
それは、まさに、
"「夢を見るな」と笑われる"
ことである。


どうせ、後で「実はいません!」
って言われる夢なら、見ないほうがマシである。